フィリピンを旅行したことがない人であれば、治安について不安に思う人も多いでしょう。
外務省が発表している安全情報を見ても、下の写真のようにフィリピン全土で警戒が必要なレベルになっています。
しかし、フィリピンに住んだことがある人、長期で旅行したことがある人ならわかると思いますが、必要最低限のことさせ気をつけておけば、安全に旅行・生活することが可能です。
私も2年以上、マニラに住んでいますが、今のところトラブルに巻き込まれたことはありません。
そこで、今回はフィリピンへの旅行を考えている人向けに、旅行の際に最低限気をつけるべきことを紹介します。
目次
フィリピンではどういったトラブルが多いの?
まず、フィリピンではどんなトラブルが多いのか紹介していおくと次のようになります。
- ぼったくり
- 置き引き・スリ
- 睡眠強盗
上記で一番被害の大きいものが「睡眠強盗」です。
これは現地で仲良くなったフィリピン人と食事をしている際に、こっそりと飲み物の中に睡眠薬を入れられるという物です。
そして、睡眠薬入りの飲み物を飲んでしまうと、どうすることもできません。目が醒める頃にはスマホ、お金、パスポートなどの貴重品が1つも無いでしょう。
「そんなの引っかかる人なんているの?」と思う人もいるかもしれませんが、毎年多くの日本人がこの方法で引っかかり、トラブルに巻き込まれています。
フィリピン旅行時に気をつけるべきこと
では、次にフィリピンを安全に旅行するために気をつけるべきことを見ていきましょう。
結論を先に言うと、以下の5点です。
- 片言の日本語を話すフィリピン人、親しく話しかけてくる人には注意する。
- 大金は持ち歩かない。
- ジープニーには乗らない。
- 人が多いような場所では、鞄を前に抱えて持つ。
- 夜はなるべく出歩かない。出歩く場合でも、人通りが少ないところには行かない。
1. 親しくしてくるフィリピン人に注意する
海外旅行の楽しみの1つに「現地の人との交流」があると思いますが、フィリピンで突然、親しくなろうとしてくる人は要注意です。
特に出会ってそれほど時間が経っていないにも関わらず、食事をを勧められた場合「睡眠強盗」が目的である可能性がかなり高いと思って良いでしょう。
断るのが苦手な日本人が多いですが、食事に誘われた場合はしっかり断りましょう。
2. 大金を持ち歩かない
外出時は基本的に必要最低限のお金だけ持ち歩き、残りはホテルの部屋に置いておいた方が安全です。
また、クレジットカードも持ち歩かない方が良いでしょう。
万一、トラブルに巻き込まれた場合に備え、被害を最小限に抑えられるようにしておくことが大切です。
また、パスポートの提示を求められるような場面はほとんどないので、パスポートも基本的には持ち歩く必要はありません。
3. ジープニーに乗らない
フィリピンに行ったら、ローカルの人が利用するジープニーに乗ってみたいという人もいるでしょう。
しかし、ジープニーは基本的に行き先と経由場所しか書いていないので、土地勘がない人でなければ、乗りこなせません。
また、時々ジープニーの中で強盗もあるので、フィリピンに慣れていない人が利用するのは少しリスクが高いです。
それでも乗りたいと言う人は「複数人で乗ること」、「できるだけ現地に詳しい人と乗ること」をお勧めします。
4.人が多いような場所では、鞄を前に抱えて持つ
人が多い場所ではスリが多いです。
フィリピンのスリは悪質で、時にはナイフで鞄を切って盗もうとする人もいます。
バックパックのように背中で背負うタイプの鞄は危険ですので、人が多いような場所、例えばローカルのマーケットや電車の中では、鞄は前に抱えて持つようにしましょう。
5. 夜はなるべく出歩かない
モール周辺や人が集まるような場所では、そこまで危険では無いですが、人が全然いないような場所や、街灯が少ない場所などを1人で歩くのは大変危険です。
もし夜にどこか行きたい場所があるのであれば、Grabを使った方が良いでしょう。値段は距離にも寄りますが、100ペソ〜300ペソで行けます。
最後に
今回はフィリピンを安全に旅行するために気をつけなければいけないことを紹介しました。
どれも基本的なことで、わざわざ紹介するようなことではないかもしれませんが、それでも毎年多くの日本人が被害に遭われているので、「自分は大丈夫」と思っている人も、今一度、海外にいるんだという意識をしっかり持って、安全に気をつけながら、フィリピン旅行を楽しんでください。