赤や青、黄色の原色が使われているフィリピンの国旗ですが、これにはきちんとした意味があります。
このページではフィリピンの国旗の色やデザインが表すものは何なのか、またフィリピンの国旗に関する雑学を紹介します。
フィリピンの国旗の意味
これが現在のフィリピンの国旗です。赤色、青色、白色、黄色が使われていることがわかります。
そして、それぞれの色は次のような意味を持っています。
青色:理想・真実・正義
赤色:勇気・愛国心
白色:平和と平等
黄色:自由
国旗には黄色い太陽と星のマークがありますが、3つの星はフィリピンの主要な島「ルソン」、「ビサヤ」、「ミンダナオ」を指し、太陽の8つの光は、戦争時にスペインに対して反抗した8つの州「マニラ 」、「ブラカン」、「ラグーナ」、「カビテ」、「バタンガス」、「パンパンガ」、「タラク」、「ヌエバエシジャ」を指します。
国旗の「赤」と「青」が逆になる時がある?
実は、フィリピンでは戦争時のみ国旗の赤色と青色が逆になることがあります。
これは、赤色が指す「勇気」や「愛国心」を強調するためだそうです。
今は特に戦争は起こっていないため、このような現象が見られることはありません。
キューバの国旗と似ている?
上の写真は左がフィリピンの国旗で、右がキューバの国旗ですが、比べてみるとデザインや使われている色が少し似ていますよね。
実はデザインが少し似ている背景には、どちらの国もスペインの植民地であったことやフィリピンがキューバの独立運動の影響を受けたことなどがあるようです。
最後に
今回はフィリピンの国旗に使われている色やデザインが何を表しているのかを紹介しました。
まとめると次のようになります。
国旗の色・デザインが表すもの
- 青色:理想・真実・正義
- 赤色:勇気・愛国心
- 白色:平和と平等
- 黄色:自由
- 太陽:戦争時にスペインに対して反抗した8つの州
- 星:フィリピンの主要な島