日本人の場合、挨拶の仕方はお辞儀が一般的ですが、フィリピンの場合はどうでしょうか。
この記事ではフィリピンの挨拶の仕方というテーマでお話します。
フィリピンの主な挨拶の仕方は4つ
まず、フィリピンの挨拶の仕方ですが、以下の4つが基本です。
- ハグ
- 握手
- マノポ
- ベソベソ
この中で、ハグや握手は説明不要といってもいいでしょう。
ハグは親しい友達に会ったときや、久しぶりに会ったときにします。
そして、握手はビジネスシーンで使われることが多く、初めて会ったときの挨拶として用いられます。
では、「ベソベソ」と「マノ・ポ」とは一体どんな挨拶なのでしょうか。
フィリピン流の挨拶①「ベソ ベソ(beso beso)」
「ベソベソ」は親しい友人に会ったときや、別れるときにする挨拶です。
やり方は、お互いの頰と頰を合わせたり、お互いの頰にキスをしたりします。順番としてはお互いの右頬を合わせて、次に左の頰を合わせます。
「女性同士」あるいは「男性と女性」はしますが、「男性同士」ではしません。
ちなみに「beso」はスペイン語で「キス」という意味です。
フィリピン流の挨拶②「マノ・ポ(mano po)」
マノ・ポは年上の人に敬意を払って行う挨拶の仕方で、子供が親にしたり、大人でも親や親戚など年上の方に対して行います。
やり方は上の写真のように年上の人をとって、その手の甲を自分の額に当てます。
日本では年上の人に対して敬意を意を示す挨拶は無いですが、フィリピンではこれが普通です。
「mano」はスペイン語で「手」という意味です。「po」はタガログ語で丁寧な表現を意味します。日本語でいう敬語のようなものです。
日本人はどうフィリピン人に挨拶すればいいの?
基本的には相手に合わせるといいでしょう。
ビジネスでは会釈や握手が多いですが、友人の場合は、ハグやベソベソをすることもありますし、単に「久しぶりー」とか「バイバイ」のように言葉だけのこともあります。
相手がハグをする素ぶりを見せれば、ハグをすればいいと思いますし、そうでなければ、握手や会釈でいいと思います。
最後に
今回はフィリピンでの挨拶の仕方を紹介しました。
日本では友人関係であっても一定の距離感があるので、ハグやベソベソといったことはしませんが、フィリピンでは、親しければ親しいほど距離が近くなるので、ハグやベソベソを求られたら、恥ずかしがらずにやってみましょう。