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【長期滞在者は要注意】フィリピン出国手続きに必要なECCとは?

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フィリピンでは出国の際にECCという物を取得しないと出国できない場合があります。

そこで今回はECCとはどんな物なのか、どんな人がECCを取得する必要があるのかなどを紹介します。

うっかり取り忘れて、出国できなかったとならないように注意しましょう。



ECCとは?

ECCとはEmigration Clearance Certificateの略で出国許可証のことを指します。

これはフィリピンに滞在中に「ビザの代金をきちんと払っているのか」、「犯罪を犯していないか」などを証明するためのものになります。

フィリピンを出国する際にこの証明書がない場合、問答無用で門前払いされますので、これからフィリピンを出る予定の方はECCが必要かどうか確認する必要があります。

ECCが必要な人とは?

ECCにはECC-AとECC-Bの2種類あり、ECC-Aの取得対象者は以下に該当する方です。

ECC-Aの取得対象者
  1. 短期ビザ(学生ビザや観光ビザ)で6ヶ月以上フィリピンに滞在した者
  2. ビザのダウングレード後に出国する人
  3. 移民ビザまたは非移民ビザで出国しフィリピンに戻らない人
  4. フィリピンで生まれた外国籍の人で初めてフィリピンから出国する人
  5. 短期ビザ保持者で、かつ出国命令が出されている人
  6. 30日以上フィリピンに滞在した船員で移民局から荷揚げの許可を受けた人

上記で一番多いケースは①でしょう。

留学などで6ヶ月以上滞在した場合は出国前に、ECC-Aを取らなければフィリピンを出ることができません。

ECC-Bの取得対象者は以下の条件に該当する方です。

ECC-Bの取得対象者

有効なACR I-Card(外国人登録証)を所持している人、またはACR I-Cardを持っている非移民でフィリピンに今後帰国予定のある人が取得します。

上記で多いケースとしては、就労ビザでフィリピンの会社で仕事をしている人が一時帰国するケースです。

ECCはいつ取ればいいの?

ECC-Aは出国の1ヶ月〜2週間前を目処に取りに行くと良いでしょう。

移民局の対応が早いとは言えないので、申請からECCの発行までに数日かかることが多いです。

取得場所は移民局になりますが、イントラムロスのメインオフィスでなくても良いので、比較的人が少ないところを選ぶと良いでしょう。

ECC-Bは空港で申請することが可能なので、事前に移民局へ行く時間がないという人は出国日に空港で申請すると良いと思います。

ECCの申請に必要なものは?

ECCを取得するためには以下の書類が必要です。

  • 申請書類
  • パスポート原本
  • ACR I-Cardの原本
  • 2×2(インチ)の写真5枚
  • 申請料

ECC-Bを空港で申請する場合

ECC-Bを空港で取る場合「パスポート」と「ACR-I Card」と「お金」があれば申請可能です。(写真は不要)

チケットを発行後、イミグレーションを通りますが、その際に一番右のカウンターに行って申請します(申請するといってもパスポートとACRカードを渡してお金を払うだけです)。

ターミナル1もターミナル3もともに一番右のカウンターです。

以下、ターミナル1の写真ですが、この中に入って一番右に行きます。

尚、値段ですが、初回は2,880ペソ、2回目以降は2,170ペソと言われていますが、けっこうあいまいです。

というのも、私が初めてターミナル3利用したときは、2,170ペソだったからです。そして、以降もターミナル3で出国の度に2,170ペソ払っていたんですが、ある時ターミナル1を利用したら2,880ペソ取られました。



最後に

今回は長期滞在者がフィリピンを出国する際に必要なECCについて紹介しました。

取り忘れて、出国できなかったという人が移民局によると多いそうなので、長期滞在者の方は忘れないように注意しましょう。

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