フィリピンでは現在、文化遺産と自然遺産を合わせて6つの世界遺産があります。
今回はフィリピンで見られるこの6つの世界遺産を紹介します。
目次
フィリピンで見られる世界遺産
フィリピンで見られる世界遺産は次の6つです。
- バロック様式教会群
- トゥバタハ岩礁海中公園
- コルディリェーラの棚田群
- ビガン
- プエルト・プリンセサ地底河川国立公園
- ハミギタン山地野生生物保護区
1. バロック様式教会群
ヨーロッパのバロック建築の影響を受けて建てられた石造りの教会で、以下4つの教会が登録されています。
地域 | 教会名 |
マニラ | サン・アグスチン教会 |
パオアイ | サン・アグスチン教会 |
サンタ・マリア | マリア:アスンシオン教会 |
パナイ島 | ビリャヌエバ教会 |
この中でもっとも古いのがマニラにある「サン・アグスチン教会」で1571年に建築されたフィリピン最古の教会と言われています。
マニラに旅行予定の方はぜひ行ってみてください。
英語名 | Baroque Churches of the Philippines |
---|---|
種類 | 文化遺産 |
登録時期 | 1993年 |
2. トゥバタハ岩礁海中公園
1993年にフィリピンで初めて登録された世界遺産で、パラワン島から約200km離れたスールー海にあるサンゴ礁を保護する目的で設置された海中公園です。
この~は東南アジア最大と言われていて、ウミガメの巣などもあります。
3月~6月にしか行くことができず、場所も船でしか行く手段がないので、簡単にはいけませんが、機会があれば行ってみてください。
英語名 | Tubbataha Reefs Natural Park |
---|---|
種類 | 自然遺産 |
登録時期 | 1993年 |
3. コルディリェーラの棚田群
マニラから北へ約350kmのルソン島北部に広がる大規模な棚田で、別名「天国へ昇る階段」とも呼ばれています。
約2000年前にイフガオ族によって作られた棚田で、今でもなお見事な絶景を作り出しています。
この棚田を平らに延ばすと20,000kmを超える長さになるとも言われています。
英語名 | Rice Terraces of the Philippine Cordilleras |
---|---|
種類 | 文化遺産 |
登録時期 | 1995年 |
4. ビガン
ビガンはスペイン統治時代の街並みが今も残っている街で、まるでヨーロッパにいるかのような雰囲気を味わうことができます。
マニラから北へ340kmほど行ったところにあり、アクセスはバスで行く方法と飛行機で行く方法の2通りあります。
バスの場合は8時間近く、飛行機を利用する場合はマニラからラオアグ空港まで飛び、そこからバスで2時間程度かかります。
英語名 | Historic Town of Vigan |
---|---|
種類 | 文化遺産 |
登録時期 | 1999年 |
5. プエルト・プリンセサ地底河川国立公園
パラワン州のプエルト・プリンセサにある国立公園で、セント・ポール山の鍾乳洞内に流れる地下川を保護する目的で作られました。
洞窟内をボートで回る”Underground River Tour”というツアーがあり、現地のホテルで申し込むことが可能です。(ホテルによっては申し込めないところもあるかもしれません。)
プエルト・プリンセサには他にもホンダ湾に浮かぶ島々を回るアイランドホッピングや新鮮な海鮮料理も楽しむことができます。
英語名 | Puerto Princesa Subterranean River National Park |
---|---|
種類 | 自然遺産 |
登録時期 | 1999年 |
6. ハミギタン山地野生生物保護区
東ダバオ州にある、標高1637メートルの山で、1000以上の野生動物が生息しています。
中にはフィリピンワシやフィリピンオウムといった絶滅の危機にある固有種も生息していて、山の一部が野生生物保護区となっています。
英語名 | Mount Hamiguitan Range Wildlife Sanctuary |
---|---|
種類 | 自然遺産 |
登録時期 | 2014年 |
フィリピンの世界遺産の中で行きやすい場所は?
一番行きやすいのは、マニラにあるバロック様式教会でしょう。
Grabを使えば簡単に行くことができるので、マニラ観光の際には訪れたい場所です。
他にも時間があるのであれば「プエルト・プリンセサ地底河川国立公園」も簡単に行くことができます。
飛行機でマニラやセブからプエルト・プリンセサへ飛び、現地のツアーに申し込むことで参加可能です。