フィリピンに長期で滞在している人が一度は経験するのが下痢です。
自慢ではないですが、私も1年に1回くらい下痢になります。
その原因は色々ありますが、大半が食中毒によるものです。
どうして食中毒になるのかというと、
- 料理用の油が古かった。
- 水が飲料水ではなかった。
- 飲み物に入っている氷が飲料水用の水から作ったものではなかった。
- カンの飲み口を拭かずに飲んだ。
などがあります。
そして、食中毒になると頻繁に便意を感じることになるので、1日に何度もトイレに行くことになります。
また、酷い場合は吐き気もあります。
私はこれまで3回ほど下痢になりましたが、2回は下痢のみ、1回は下痢と吐き気で苦しみました。下痢が完全に治るまでトイレへは50回以上行っています。
そこで、今回は下痢を3度も経験している私が、食中毒で下痢になった時にできる対処法を紹介します。
下痢はどの程度続くの?
対処法を紹介する前に、下痢がどの程度続くかを知っておきましょう。なぜなら、一向に症状が治らない場合は病院へ行く必要があるからです。
さて、食中毒による下痢の症状ですが、だいたい最低でも2〜3日続くと思っておいてください。
もし、4日以上ひどい状況が続くようでしたら病院で診察を受けた方がいいと思います。
私のこれまでの3度の下痢はだいたい2日〜3日で70%くらい回復し、4日〜1週間くらいで完治しました。
自宅でできる対処法
それでは本題の「自宅でできる対処法」を見ていきましょう。
- しっかりと水分を摂る
- 悪いものはとにかく出す
- 薬を飲む
- とにかく寝る
1. しっかりと水分を摂る
下痢になると、体内の水分が外に出ることになるので、脱水症状になる恐れがあります。
そのためこまめに水分補給をすることが大切です。
水分は水ではなく、「ポカリスウェット」のようなイオン飲料の方がいいです。
ポカリスウェットは私の家の近くのミニストップには売っていますが、他の店はどうかわかりません。
その場合は、「GATORADE」をいうフィリピンでは一般的なイオン飲料でも大丈夫です。
ポカリスウェットは900mlで80ペソ程度、GATORADEは500mlで45ペソ程度です。
GATORADEは少し酸っぱいので、個人的には「ポカリスウェット」の方が飲みやすいです。
なお、ポカリスウェットやGATORADEの他に「Hydrite」というものもあります。
これは水に溶かして飲むもので、ドラッグストアに売っています。
1つ15ペソなので、かなり安いです。
2. 悪いものはとにかく出す
食中毒で下痢になると、どうしても下痢止めの薬を飲んで止めたくなると思いますが、逆に下痢が長引いたり、お腹が痛くなったという話をよく聞きます。
ですから、無理矢理に止めるのではなく出せるものは全て出してしまった方が治りが早く良いです。
3. 薬を飲む
先ほど下痢止めは良くないという話をしましたが、整腸剤でしたら効果的です。
整腸剤は腸の働きを助けてくれるので、服用することで通常よりも治りが早くなります。
日本の薬ですと、ビオフェルミンがおすすめです。
持ってきていない場合は、ドラッグストアで「Buscopan」という薬を買いましょう。
また、その他の薬として「Erceflora」もおすすめです。
これはバクテリアを殺す薬で、下痢のときによく飲まれる薬です。
4. とにかく休む
薬を飲んだら、とにかく寝ましょう。
正直、食中毒で下痢になると何もできません。
何度も何度もトイレへ駆け込むことになります。また深夜であっても、便意や吐き気などで何度も目が覚めるので十分な睡眠が取れなくなります。
ですから、仕事があるのであれば休みをとって、横になって安静にしておくのがベストです。
なお、食事に関しては塩分があるものを食べた方がいいでしょう。
フィリピンには日本のように「お粥」があるので、それがおすすめです。
購入が難しい場合はコンビニで売っているクラッカーなどが食べやすくおすすめです。
最後に
今回は食中毒で下痢になった時の対処法を紹介しました。
経験者から言わせていただくと、下痢になると、かなりしんどいです。
中の物を全部出しても、便意を感じますし、食事も喉を通りにくいです。
一番良いのは食中毒にならないことですが、気をつけていてもフィリピンでは避けるのが難しいので、事前に食中毒になった時の対処法を頭に入れておきましょう。