この記事では、フィリピンで働くにはどういった方法があるのか、またフィリピンでの仕事は日本の仕事と比べてどうなのか紹介します。
フィリピンでの仕事に興味がある人は参考にしてください。
今回お話する内容はあくまでも個人的な意見です。勤め先によってはもちろん働き方も異なることがあります。
フィリピンで働くには?
フィリピンで働くには日本の企業に就職して、フィリピンに駐在員として派遣される場合と、フィリピン現地の会社に面接を申し込んで現地採用者として働く場合の2通りあります。
どちらの場合もフィリピンで働くことには変わりはありませんが、前者(駐在員)の場合、フィリピンにある日本の会社で働くことになるので、同僚は日本人が多く、働き方も日本で働く場合とそれほど変わりないかもしれません。
一方で、現地採用の場合はフィリピン人が多いので、フィリピン人の働き方に合わせて働くことになるでしょう。
筆者はフィリピンで現地採用で勤めているため、今回は現地採用の場合、日本で働く場合と比べてどうなのか紹介します。
フィリピンで仕事を探すときに役立つサイト
フィリピンでの仕事は日本と比べて・・・
結論から言えば、とても働きやすいです。
現地採用なので、給料は現地の人並み、あるいは少し現地の人よりも高い程度ですが、働きやすさはフィリピンの方が断トツです。
その理由は以下の3つです。
- 面倒な飲み会がない
- 残業は基本的にしない / 休みも取りやすい
- サービス残業は0
1. 面倒な飲み会がない
筆者は5、6年日本での就労経験があるのですが、日本の会社って昔から飲み会が多いですよね。
入社後すぐに「新人歓迎会」、「先輩社員との親睦会」、「配属先での歓迎会」などなど飲み会続きで、飲みニケーションという言葉があるほど、日本の会社では飲み会を通してのコミュニケーションを大切としています。
もちろん色々な人との交流することは大切ですし、先輩社員や上司から仕事の話を聞けるのは大変いい機会ではありますが、終電まで飲んだり、カラオケに行ったりするので、けっこう疲れますし、毎回楽しいかと言えばそうではないですよね。
でも、上司や先輩からの誘いだったら断りにくいですし、毎回断ると関係が悪化することもあるので、しぶしぶ参加する人も多いのではないでしょうか。
一方、フィリピンの場合はほとんど飲み会がありません。
部署の決起会だとか、新人歓迎会だとかそういったものは無く、基本的に中の良い同僚と飲みに行ったり、食事をしたりすることが多いです。
行きたくない飲み会に無理に行く必要はないですし、お金を無駄使いする心配もありません。
2. 残業は基本的にしない
もちろん業務がたまっている場合は残業することもありますが、基本的に残業はありません。
終業時間になると、皆すぐに家へと帰ります。
日本の会社のように「終業時間になったのに、ちょっと帰りにくい独特の雰囲気」も無いので、気持ちよく帰ることができます。
フィリピン人は仕事よりも「家族」や「友人」との時間を優先する習慣があるので、家族や友人が事故や病気になって世話する必要があれば、簡単に休みも取れますし、誕生日には休暇をとって旅行したり家族や友人と祝う人もいます。
休みたいと思えば、簡単に休みが取れるので、ストレスなく働けます。
3. サービス残業は0
フィリピン人はお金にシビアな人が多いです。残業する場合、お金が出ないのであれば仕事を受けない人がほとんどです。
そのため、基本的にはサービス残業はありません。
フィリピンで働く場合のデメリットはないの?
もちろん、あります。
給料が低いこともそうですが、他にも「保険」や「年金」なども心配です。
海外で働く場合、海外転出届けを市役所に出しておけば、国民健康保険の支払いは不要で、年金の支払いも任意になります。
しかし、大きな怪我をした場合、保険が適用されないので全額治療費を払う必要がありますし、海外保険を購入する場合でも1年あたり20万年以上かかります。
現地の保険であれば安く購入することはできますが、カバーできる額が大きくないので大きな病気になると大変です。
また、年金についても支払いは任意になるので、払わなければ将来もらえないですし、払う場合でも、毎月1万6000円程度かかるので、現地並みの給料しかもらっていない場合は出費が大きく生活が大変です。
このようにフィリピンで現地採用で働く場合、「出費の面」で心配事が多いことがわかります。
まとめ
フィリピンでの仕事は働き方の面では良いが、お金の面で心配要素がある。
「飲み会が少ないこと」や「残業がない」ことなど働き方の面ではいいことが多いです。
残業がないので、仕事が終わったら友達や恋人、家族との時間をゆっくり楽しむことができますし、家で映画やテレビを楽しむこともできます。
しかし、現地採用の場合は給料が安いので、贅沢な生活はあまり望めませんし、年金や保険の支払いがあるのであれば、かなり生活は厳しいと思います。
フィリピンで働きたいと考えている人はしっかりと考えた上で、就職を考えた方が良いと思います。