フィリピンの庶民の足といえば、「ジープニー」ですね。
バスやタクシーなどもありますが、初乗りが8ペソ程度とかなり安いため多くのフィリピン人が毎日利用しています。
フィリピンへ旅行予定の人の中には、「乗ってみたいなぁ」と思う人もいるでしょう。
そこで今回はこのページでは「ジープニー 」の乗り方を紹介します。
目次
ジープニーに乗る前に
ジープニーは行き先経由ポイントだけが書かれた乗り物なので、土地勘がないと乗るのは非常に難しいです。
乗ってみたいと言う人はできるだけ、現地に詳しい人や知り合いのフィリピン人と乗ることをおすすめします。
また、外国人、フィリピン人関係なく車内で強盗に遭うことも度々ありますので、高価なアクセサリーをつけた状態で乗るのはあまりよくありません。
車内ではスマホの使用もなるべく控えた方がいいでしょう。(特にi-phoneや最新のスマホ)
- 高価なアクセサリーはしないこと
- スマホの使用は控えること
- 大金を持って乗らないこと(できればクレジットカードも)
- 万一、強盗に遭った場合は、抵抗せずお金や荷物は差し出すこと
→抵抗して命を落とした人もいます。
ジープニーの乗り方
それでは本題ですが、ジープニーの乗り方を箇条書きで書くと次のようになります。
- 目的地へ行くジープニーを見つける
→ 見つけたら、手を挙げる - 止まっているジープニーに乗り込む
- お金を払う
- 目的地に着いたら、ドライバーに着いたことを伝えて降りる
トライシクルの場合は、目的地に着いてからお金を払いますが、ジープニーは先払いなので覚えておきましょう。
1. 目的地へ向かうジープニーを見つける
ジープニーの行き先は車体のフロント部分や横に書いてあります。
走行中のジープニーを見つけたら車体に書かれた行き先や経由地を素早く見て、自分が行きたい場所へ向かうようであれば手をあげてジープニーを止めます。
2. 止まっているジープニーに乗り込む
ジープニーが止まったら、車両の後ろから乗り込みます。
乗り込むのが遅いと、ジープニーは走り出してしまうため、素早く行動する必要があります。
尚、席はドライバーの横もありますが、大抵ドライバーの横は席が埋まっているので、後ろの席を利用することが多いです。
車内は天井が低いので、頭を打たないように注意しましょう。
3. お金を払う
車内に乗り込んだら、ドライバーにお金を払います。
ドライバーから遠い場合はお金を隣や近くの乗客に渡して、バケツリレーのようにしてドライバーまで渡してもらいます。
支払いはコインや小さい額のお札が望ましいです。500ペソ札や1000ペソ札は拒否される可能性が高いので、乗る前に確認しておきましょう。
そしてお金を払うときは、次のように言いましょう。
Bayad po(バヤッド ポ).
運賃です。
4. 目的地に着いたら、ドライバーに着いたことを伝えて降りる
目的地に着いたら、次のようなフレーズを使ってジープニーを止めてもらいます。
Para po(パーラ ポ).
止めてください。
Dito na lang(ディート ナ ラン).
ここです。
声はドライバーに聞こえるように大きな声で言いましょう。ちょっと恥ずかしいという人は、ジープニーの天井をコンコンと叩くという方法もあります。
そして、ジープニーが止まったら、速やかに降りましょう。モタモタしていると再びジープニーが走り出します。
ジープニーの利用可能時間
ジープニーは24時間走っているので、いつでも利用することができます。
ただし、通勤・通学時間は利用客が多く、満車である場合が多いです。また、深夜帯は本数が少なくなります。
深夜帯は治安の面から、利用しない方がいいでしょう。
ハイブリッドなジープニーもある?
実はジープニーが出す排気ガスが環境に悪影響を与えていることから、フィリピン政府は2018年に環境に優しい新型ジープニーを導入しました。
見た目は可愛らしく、バスのような感じです。
こちらのジープニーは実は環境に優しいだけでなく、次のような特徴があります。
- エアコンがある
- Wi-fiが利用できる
- 防犯カメラもあり安心
見ての通り、従来のジープニーの問題点を全て解決してくれています。ただし、初乗り運賃は従来のジープニーよりも2〜3ペソ高くなります。
マカティやマンダルヨンなどのビジネスエリアで徐々に見られる機会が増えましたが、車両の値段が従来のジプニーよりも高額なので、購入するドライバーがあまりおらず、数はまだまだ少ないです。
今度もっと増えていくといいですね。
最後に
今回はフィリピンのローカルの乗り物「ジープニー 」の乗り方を紹介しました。
冒頭でも言いましたが、ジープニー内での犯罪は結構あります。乗る前に高価なものを持っていないか、大金を持っていないかなど紹介した注意事項をしっかり確認してから利用してください。
ちょっと不安だという人はまずは新型のジープニーを利用してみるのもいいかもしれません。