このページではフィリピン人が普段利用する交通機関を紹介します。
これからフィリピンへ行かれる方やフィリピンに住もうと思っている方は参考にしてください。
フィリピン人が利用する交通機関
フィリピン人が利用する交通機関で代表的なものと言えば、次の7つになります。
- ジープニー
- トライシケル
- 電車(MRT / LRT / PNR)
- UV Express
- メータータクシー
- Grab
- バス
ジープニー
フィリピンの代表的な庶民の乗り物といえば、ジープニーでしょう。
ローカルな乗り合いバスのようなもので、初乗り8ペソぐらいで乗れるので、現地の多くの人が毎日、移動手段としてジープニーを利用しています。
ただし、ジープニーは目的地と経由地1つが車体に書かれているだけなので、土地勘のない人が利用するのは難しいです。
フィリピンでジープニーに乗ってみたいという人は現地に詳しい人と一緒に乗るのがベターです。
尚、ジープニーでは現地の人でも強盗やスリなどの犯罪に巻き込まれることが多く、他の乗り物に比べて危険です。
そのため高価な物を持っているのであれば利用しない方がいいでしょう。
- 運賃が一番安い
- 土地勘がないと利用は難しい
- 犯罪が多く、危ない
ジープニーの乗り方と注意点は以下の記事で紹介しているのでこちらもチェックしてください。
トライシケル
トライシクルはバイクの横に屋根付きのサイドカーを取り付けた乗り物で、フィリピン人の足として利用されています。
マニラの場合、移動できる距離は短くちょっとスーパーや近場のデパートに行く時などに利用します。
シェアして乗るタイプと、1人で乗るタイプがあり、1人で乗る場合は15ペソ〜20ペソ程度かかります。
- 手軽に利用可能
- 長距離の移動は不可(マニラの場合)
トライシクルの乗り方と注意点は以下の記事で紹介しているのでこちらもチェックしてください。
電車(MRT / LRT / PNR)
フィリピンではマニラにのみ電車があります。
日本にもJRや阪急など様々な会社があるように、マニラでも次の3つの電車があります。
- MRT:マニラ中心地
- LRT:マニラ中心地
- PNR:少し中心から離れた地方
運賃は距離により異なりますが、15ペソ〜30ペソとかなり安いです。
ですが、安いこともありエリアや乗車時間帯によっては東京の満員電車のような状態になります。
電車の中では時々、スリなどもあるので十分注意してください。
- 安い
- 渋滞を回避できる
- 通勤時間帯は満員で窮屈
- スリに遭うこともある
UV Express
UV Expressは乗り合いのバンで、現地の人にはFXとも呼ばれたりします(理由は昔トヨタのtamaraw fxが使われていたため)。
ちょっと距離のある場所へ移動する際に、よく使われます。
ジープニーより運賃は高いですが、エアコン付きで安全なので多くのフィリピン人が毎日利用しています。
しかし、1列3人乗りのシートに4人乗るので、満車の時はかなり窮屈です。
乗り方については以下の動画がシンプルでわかりやすいですが、車によって行き先が異なるので、ドライバーに必ず行き先を伝え確認しましょう。
https://twitter.com/naomasa_adachi/status/1108310114576941057
- タクシーより安く、ぼったくりもない
- エアコンがあるので快適
- 長距離移動も可
- 乗車人数が多いと窮屈
メータータクシー
メータータクシーはフィリピンの街中いたるところで走っているので簡単に捕まえることができます。
「メーターが付いてるか安心」と思っている人は要注意で、時にはメーターに細工するドライバーやメーターを使わず、目的地到着後に通常価格より高い金額を請求してくる場合があります。
現地の人でも騙されることがあるそうで、かなり評判の悪い乗り物です。
女性の方は特に利用を控えた方がいいでしょう。
- 街中たくさんのタクシーが走っているので捕まえやすい
- 距離によっては、後述するGrabより安い
- ぼったくりが多い
- 女性は犯罪に巻き込まれることも
Grab
ローカルタクシーの代わりとして近年人気なのが「Grab」です。
Grabというアプリをスマホにダウンロードすることで、タクシーを利用したい時に自由に呼ぶことができます。
タクシーを呼ぶ前に料金が表示されるので、ぼったくられることもなく安心して移動することが可能です。
また、トラブルがあった場合、アプリ上にドライバーのログが残っているのでGrab社へクレームを言うことも可能です。
- 一番安全な交通手段
- 事前に料金がわかるのが良い
- クレジット決済が可能
- 他の交通機関より高い
Grabでタクシーを呼ぶ方法については以下の記事で紹介しています。
最後に
今回はフィリピンで利用できる交通機関をいくつか紹介しました。
フィリピンへ行かれる方は参考にしてください。